図面・測定の基礎

三面図の読み方【第三角法・正面図・平面図・側面図を図解】

2026年7月1日·読了 3分
機械図面(三面図・技術図面)のイメージ

三面図は、立体を 正面・上・横の 3 方向から見た図で表す、機械図面の基本形式です。3 つの図は互いに「投影の関係」でつながっており、配置のルールを知れば立体を頭の中で組み立てられます。この記事では、第三角法と第一角法の違い・図の配置・線の種類・読み解く手順を図解でまとめます。

三面図とは

  • 正面図:最も形が分かる方向から見た基本の図。
  • 平面図:上から見た図。
  • 側面図:横(多くは右)から見た図。
  • 3 図は縦・横の位置が揃い、同じ寸法は各図で一致します。

第三角法と第一角法の違い

第三角法の配置と記号

図1 — 第三角法の配置。 日本・北米で一般的な第三角法では、正面図を中心に、平面図は上、右側面図は右に置きます(見た方向に素直な配置)。第一角法(欧州などで使用)は上下・左右が逆になります。図面には配置法を示す記号が入るので、まず投影法を確認します。

図の配置(第三角法)

  • 正面図の真上に平面図、右に右側面図。
  • 各図は投影線で対応:正面図と平面図は縦位置、正面図と側面図は横位置が一致。
  • 対応を使えば、2 図から 3 つ目の図や立体を推測できます。

線の種類

線 用途
太い実線 外形線(見える輪郭)
破線 かくれ線(見えない輪郭)
細い一点鎖線 中心線・基準線
細い二点鎖線 想像線(可動範囲・隣接部品)
細い実線 寸法線・引出線・ハッチング

立体をイメージする手順

  1. まず**投影法(第三角/第一角)**を記号で確認。
  2. 正面図で全体形を把握。
  3. 平面図・側面図と投影線で対応させ、高さ・奥行きを補う。
  4. 破線で内部の穴・段差を読む。
  5. 中心線から対称・円の中心を確認する。

よくあるつまずき

  • 第一角法の図面を第三角法として読み、上下・左右を逆に解釈する。
  • かくれ線(破線)を外形と勘違いする。
  • 3 図の対応(縦・横の一致)を使わず、1 図だけで判断する。
  • 中心線を寸法線と混同する。

よくある質問(FAQ)

Q. 第三角法か第一角法か、どこで見分ける? A. 図面の記号(切頭円錐のマーク)と表題欄の指定で判断します。

Q. なぜ 3 図も必要? A. 1〜2 図では奥行きや隠れた形が確定しないためです。3 方向で立体が一意に決まります。

Q. 側面図は左右どちら? A. 第三角法では通常右側面図を右に置きます。必要に応じ左側面図を左に描くこともあります。

Q. 破線ばかりの図は? A. 内部形状が多い部品。断面図(ハッチング)で見やすくすることもあります。

Q. 三面より多い図もある? A. あります。複雑な部品では断面図・詳細図・補助投影図を追加します。

まとめ

三面図は「正面・平面・側面」を投影の関係で並べた図。まず投影法を確認し、正面図を軸に投影線で対応させて立体を組み立てるのが読み方の基本です。線の種類(外形・かくれ線・中心線)を区別できれば、内部形状まで正確に読めます。

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