図面・測定の基礎
ネジとタップの基礎【メートルねじ・下穴径早見表を図解】
2026年7月7日·読了 2分

タップは、下穴にめねじを立てる加工です。正しい下穴径とタップの選定が、ネジ精度と工具寿命のカギになります。この記事では、ネジとタップの基礎をまとめます。
ネジの基礎
- メートルねじ(M):最も一般的。「M6」は呼び径6mm
- ピッチ:山と山の間隔。並目(標準)と細目がある
- 呼び方:
M6×1.0(呼び径×ピッチ)。細目はM8×1.0のように表記 - 管用ねじ(G・R):配管用(テーパ/平行)
タップ下穴径の早見表(メートル並目)
下穴径 ≒ 呼び径 − ピッチ が目安です。
| ねじ | ピッチ | 下穴径の目安 |
|---|---|---|
| M2 | 0.4 | 1.6mm |
| M3 | 0.5 | 2.5mm |
| M4 | 0.7 | 3.3mm |
| M5 | 0.8 | 4.2mm |
| M6 | 1.0 | 5.0mm |
| M8 | 1.25 | 6.8mm |
| M10 | 1.5 | 8.5mm |
| M12 | 1.75 | 10.2mm |
通し穴と止まり穴
- 通し穴:貫通する穴。先端テーパの長い**先タップ(通しタップ)**が使いやすい
- 止まり穴:底のある穴。奥までねじを立てられ、切りくずを上に排出するスパイラルタップが有利
タップの種類
| 種類 | 向く穴 | 特徴 |
|---|---|---|
| ハンドタップ(先・中・上げ) | 手仕上げ・通し | 3本セットで段階的に |
| スパイラルタップ | 止まり穴 | 切りくずを上に排出 |
| ポイント(ガン)タップ | 通し穴 | 切りくずを前に押し出す |
タップ加工のコツ
- 下穴径を守る(大きすぎ=ねじ山不足、小さすぎ=折損)
- 切削油を使う
- まっすぐ立てる(傾くと不良・折損)
- 止まり穴は切りくず排出に注意(スパイラルタップが有利)
よくある質問(FAQ)
Q. 下穴径が分からないときは? A. 「呼び径 − ピッチ」で概算できます(例 M6×1.0 → 6−1=5mm)。早見表やドリル表で確認しましょう。
Q. タップが折れる原因は? A. 下穴が小さすぎる、切りくず詰まり、傾き、切削油不足などです。止まり穴はスパイラルタップが安全です。
Q. 並目と細目はどう違う? A. 細目はピッチが小さく、緩みにくく微調整に向きます。並目が最も一般的です。
まとめ
ネジ加工は「正しい下穴径 × 穴の種類に合ったタップ」が基本。早見表を手元に置いておくと安心です。
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