図面・測定の基礎
研削加工の基礎【平面・円筒・内面研削と使いどころを図解】
2026年7月5日·読了 2分

研削は、回転する砥石で微量ずつ削り、高い寸法精度と良い面粗さを出す仕上げ加工です。焼入れ後の硬い材料にも使えるのが大きな特徴です。この記事では種類・砥石・使いどころ・注意点を解説します。
研削の種類
| 種類 | 対象 |
|---|---|
| 平面研削 | 平らな面の仕上げ |
| 円筒研削 | 丸物の外径の仕上げ |
| 内面研削 | 穴の内径の仕上げ |
| センタレス研削 | センターで支えず外径を連続研削(量産向け) |
砥石の仕組みと選び方
砥石は無数の砥粒が刃物の役割をします。選定のポイント:
- 砥粒:アルミナ(一般鋼)/CBN・ダイヤ(硬い材料・超硬)
- 粒度:粗い=能率、細かい=良面粗さ
- 結合度:硬すぎると目づまり、軟らかすぎると消耗が早い
被削材と求める面粗さで砥石を選びます。
研削のメリット
- 高精度:ミクロン単位の寸法精度を狙える
- 良い面粗さ:Ra 0.2〜0.8 程度の滑らかな面
- 硬い材料に対応:焼入れ後(HRC が高い)でも加工できる
使いどころ
- 「粗加工 → 熱処理 → 研削仕上げ」の最終工程として
- はめあい部・軸・すべり面など、寸法と面が重要な箇所
- 旋盤・フライスでは出せない精度・面が必要なとき
注意点(研削焼け)
- 取り代は小さく(削りすぎない)
- 研削熱による焼け・変質・クラックに注意
- 対策:送りを抑える、適切な砥石、クーラントを十分に
よくある質問(FAQ)
Q. なぜ焼入れ後に研削するの? A. 焼入れで硬くなると通常の切削が難しくなります。研削なら硬い材料でも高精度・良面で仕上げられるためです。
Q. 研削でどこまで滑らかになる? A. 一般的に Ra 0.2〜0.8 程度。さらに滑らかにするならラップ・超仕上げを使います。
Q. 研削焼けとは? A. 研削熱で表面が変質・軟化したり、微細なクラックが入る不良です。送り・砥石・クーラントで防ぎます。
まとめ
研削は「硬い材料を高精度・良面で仕上げる」加工。切削(旋盤・フライス)との役割分担を理解すると、工程設計がスムーズになります。
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