見積

加工見積の時間を半分にする3つのコツ【町工場向け】

2026年7月21日·読了 2分
CNCマシニングによる金属加工のイメージ

「見積に時間がかかりすぎる」——多品種小ロットの加工を請け負う町工場では、よくある悩みです。1件あたり30分〜1時間かけて手計算していると、営業できる件数そのものが頭打ちになります。この記事では、見積作業を仕組み化して時間を半分にする3つのコツを紹介します。

コツ1:材料費・加工費・段取り費を分けて計算式にする

見積のブレは、多くの場合「勘」で丸めていることが原因です。次のように費目を分解して計算式に落とし込むだけで、誰が作っても同じ精度になります。

費目 計算の考え方
材料費 重量 × 単価(¥/kg) × 数量
加工費 Σ(数量 ÷ 加工レート)× 機械の¥/h
段取り費 (段取り時間 ÷ 60)× 機械の¥/h(数量で割らない)

費目ごとに単価を一度決めておけば、次回からは寸法と数量を入れるだけで見積が完成します。

コツ2:リピート品は過去の見積を流用する

同じ図番・同じ客先なら、ゼロから作り直す必要はありません。過去の見積を検索して呼び出せる仕組みがあれば、数十秒で見積が完成します。

ポイント:製品コード+客先で過去見積を自動検出できると、リピート案件の見積時間はほぼゼロになります。

コツ3:素材の重量計算を自動化する

丸棒・六角棒・パイプなど、形状ごとに重量計算式は決まっています。ツールに任せれば、寸法を入れるだけで材料費まで一気に出せます。

  • 丸棒:π × (D/2)² × L × 比重 ÷ 10⁶
  • 六角棒:0.866 × W² × L × 比重 ÷ 10⁶
  • パイプ:π × (外径² − 内径²) × L × 比重 ÷ 10⁶

比重(材質ごとの密度)をあらかじめ登録しておけば、SUS304でも真鍮でも同じ手順で正確に算出できます。

まとめ

見積は「毎回考える作業」から「仕組みで出す作業」に変えられます。費目の分解、リピート品の流用、重量計算の自動化——この3つを回すだけで、見積時間は着実に半分に近づきます。

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